楽天助っ人契約解除 コロナ禍での混乱、状況後退で戸惑う選手も【解説】

 楽天が6日、新助っ投コンリーとの契約を来日前に解除した。理由は一緒に来日を希望した家族へのビザ発給が遅延しているため。同じ理由でオリックスのディクソン投手も来日は絶望的な状況だと聞く。

 コロナ禍。日米球界に詳しい関係者によると、開幕後に新規契約の選手は特例で入国を許可されるようになったが、選手の家族は対象外。さらに、発令中の緊急事態宣言も想定外の事態で、状況は大きく後退したという。

 海外選手にとって家族は仕事よりも大きな存在だ。MLBには夫人の出産に立ち会うための「育休リスト」があり、子供の卒業式のために試合を欠場することも珍しくはない。

 「母国に家族を残し、先に来日した選手からはことあるごとに『家族のビザはどうなっている?』と聞かれます」とは前出の関係者。「選手たちの苛立ちは募るばかり。この状況が続けば最悪の事態も考えられる」と話す。家族なしにこれ以上プレーできない-。シーズン途中に帰国を申し出る選手が現れても驚きはしない。

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