国学院大・山本“三冠王” 立正大を破って7勝2敗
「東都大学野球、国学院大2-1立正大」(6日、神宮球場)
1回戦3試合が行われ、国学院大が立正大を破って7勝2敗とした。山本ダンテ武蔵外野手(4年・大阪桐蔭)が2安打1打点。打率、本塁打、打点でリーグトップの“三冠王”となった。青学大は泉口友汰内野手(4年・大阪桐蔭)の決勝2ランで5勝6敗。優勝の行方は中大、国学院大に絞られた。
山本ダのバットが好調のチームを支えている。先制を許した直後の初回1死三塁。「自分的には打点を挙げることに重きを置いている」との狙い通り、左前へはじき返してすぐさま同点とした。六回の先頭でも左前に運び、打率・394、4本塁打、13打点。青学大・佐々木と並ぶ本塁打を含め、いずれもリーグトップに立った。
大阪桐蔭時代には4番を務めるなど期待されてきた中、大学3年秋まで定位置をつかみ切れなかった。最上級生となり、体重は約10キロ増加。「レベルスイングにして、ゾーンでどのコースに来ても対応できる」と自信をつかんでいる。残り3試合。“三冠王”を維持すれば、ロッテ・井口監督が青学大在籍時の1994年秋に記録して以来の偉業となる。