巨人・菅野「右肘違和感」離脱も エース4回0封も降板、チーム痛恨逆転負け
「巨人4-6ヤクルト」(7日、東京ドーム)
予想外のアクシデントに見舞われた。巨人・菅野が四回で緊急降板。球団は試合後、途中降板が右肘の違和感のためだと発表した。
本拠地に緊張が走ったのは、四回の攻撃中。2死走者なしの場面で菅野に代打・ウレーニャが送られた。ベンチの右腕は、腕組みをし、口を真一文字に結んで険しい表情を浮かべていた。
4回を51球、2安打無失点。勝利投手の権利を目前にして絶対エースが降板した。大黒柱がベンチ裏に下がった中、2点リードの八回に投入されたセットアッパー・中川が不安定で4失点を喫した。リリーフ陣が踏ん張れず、チームは痛恨の逆転負けで連勝は2(1分挟む)で止まった。
右肘の違和感で、早期降板となってしまった菅野。過去、14年10月に都内の病院で「右肘じん帯の部分損傷」と診断されて、同年のCSで登板できなかったこともある。
今季は開幕投手として登板後、3月30日に脚の違和感のため出場選手登録を抹消され、一時離脱した。巨人が3連覇を目指す上で不可欠な存在である、絶対エース。今後は様子を見て決めることになりそうだが、再び離脱となれば、チームにとって大きな痛手となるだけに心配なところだ。