オリックスは無観客 日程、会場変更も検討 緊急事態宣言延長で
日本野球機構(NPB)と12球団は8日、臨時実行委員会を開催し、政府が東京都、大阪府、兵庫県、京都府に発出している緊急事態宣言の延長と、新たに愛知県、福岡県を対象地域に追加したことを受けて、今後の公式戦対応策を協議した。
政府は大規模イベントの原則無観客について、12日以降は入場者を5000人か定員に対する収容率50%の少ない方を上限に認める方向で調整している。
東京都と兵庫県は、現在の無観客開催の要請を、12日以降は緩和する方針。一方、松井一郎大阪市長は無観客からの緩和に否定的な考えを示した。
このため東京ドーム、神宮球場、甲子園球場、ペイペイドーム、バンテリンドームは5000人で開催。京セラドーム大阪は無観客で行われる方向だが、日程、会場変更も検討している。
NPB井原事務局長は「すでに発表されている日程通り開催すると12球団で確認が取れました。オリックスさんは無観客になりますが、予定通り行います。日程変更も検討しているので決定すれば12球団で協力する」などと説明した。
この日の臨時実行委員会では、さらなる球場の感染防止対策の徹底、入退場を含めての人流の対応の強化に務めるほか、21時という目安が出ている試合終了時間を守るため、試合開始時間を早めることも継続、かつ試合のスピードアップに務めて、守っていくことなども確認された。