MAX150キロ左腕・桐敷は意地の5回8奪三振 上武大打線に2被弾も
「関甲新学生野球、上武大12-0新潟医療福祉大」(8日、上武大グラウンド)
今秋ドラフト上位候補で最速150キロ左腕の新潟医療福祉大・桐敷拓馬投手(4年・本庄東)は5回7安打6失点と、強打の上武大打線にのまれた。阪神など6球団のスカウトの前で先発したが、甘く入った高めを痛打されるなど2被弾。「(調子は)悪くなかったんですけど、一球一球投げ切れなかった」と猛省した。
それでも、8奪三振とエースの意地は示した。この日は阪神の計測で最速145キロ。中日・正津スカウトは「完成度は高い。コントロールは大学時代の笠原(祥太郎)よりいい」と同大学OBで19年に中日の開幕投手を務めた左腕を引き合いに評価した。
今季はここまで5試合に登板して防御率1・93、37回1/3を投げて50奪三振をマークしている。筑波大・佐藤隼や三菱重工West・森ら大学、社会人に好左腕が多い中、新潟のドクターKもプロ入りへアピールを続けていく。