智弁和歌山が4度目の正直で市和歌山下し優勝 152キロ右腕小園も攻略

 4回にソロアーチを放った高嶋(撮影・永井優花)
 9回1失点で完投したエース・中西(撮影・永井優花)
 6回から登板したエース・小園(撮影・永井優花)
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 「春季高校野球和歌山大会・決勝、智弁和歌山7-1市和歌山」(9日、紀三井寺公園野球場)

 智弁和歌山が7-1で市和歌山を撃破し、2年ぶり14度目の優勝と近畿大会(5月22日開幕)の出場を決めた。現チームは、ここまで市和歌山に3連敗中だったが、4度目で雪辱を果たした。中谷仁監督は「智弁和歌山として挑んだ試合。選手はやるべきことをしっかりやってくれた」とナインを称えた。

 初回、2死満塁から敵失で先制すると、四回には高嶋前監督の孫・高嶋奨哉内野手(3年)が、市和歌山の2番手・米田から左翼席へのソロ弾を放った。六回からは、最速152キロ右腕・小園健太投手(3年)が登板したが、七回に1点を奪うと、八回には4番・徳丸からの6人連続出塁で一挙4得点を奪った。

 投げては、エース・中西聖輝投手(3年)が9回1失点完投。前日の準決勝でも5回を投げていたが「スタミナ切れは全く感じなかった。むしろ集中してたのであっという間に終わったという感じだった」と、最後まで球威が落ちることはなかった。さらに、「(小園の)151キロを見て燃え上がった」と140後半を連発。前日に145キロで自己最速を更新したばかりだったが、この日はスカウトのスピードガンで「147キロ」をマークした。中西は、八回に小園から走者一掃の二塁打も放った。

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