広経大が3季連続優勝 1年生右腕・安岡が期待に応える1失点完投勝利

1失点完投勝利の広経大・安岡
優勝を決め、マウンドで歓喜の輪を作る広経大ナイン
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 「広島六大学野球、広経大4-1近大工」(16日、広島県営総合グランド)

 広経大が2位の近大工に4-1で勝ち、3季連続、通算28度目の優勝を決めた。

 勝った方が優勝という大一番。広経大は初回、山根良太外野手(3年)と、田内太基外野手(3年)の適時打で4点を先制。先発マウンドに送り出された1年生右腕の安岡拳児投手が6安打1失点の完投で期待に応えた。

 大役を果たした安岡は「自分の力をすべてぶつけようと思った。変化球でカウントを整えて、持ち味の直球で押していく自分の投球ができた」と安どの笑み。九回2死満塁の大ピンチも切り抜け、先輩から「ナイスピッチ!」の声が飛んだ。前日はエース左腕の石本で敗れていただけに、堤裕次監督も「物おじせずによく投げてくれた」とたたえた。

 高知高では背番号1を背負い、昨夏の代替大会では決勝で明徳義塾を破って優勝。卒業後はプロか社会人を希望していたが、声がかからず、熱心に誘ってくれた広経大への進学を決めた。「大学に恩返しできるような投球をしたかった。優勝を決める試合で投げられて良かったです」

 広経大は全日本大学選手権(6月7~13日・神宮など)の出場権を獲得。1回戦で福岡大と対戦する。安岡は「高校時代は甲子園に行けなかったので、すごく楽しみ。全国の舞台でもしっかりと自分の投球を披露したい」と胸を高ぶらせた。

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