楽天・早川 新人完封一番乗り!圧巻98球で単独トップ5勝目 

 9回、最後の打者・T-岡田を三振に仕留め雄たけびを上げる早川(撮影・高部洋祐)
 5勝目を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の楽天・早川
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 「オリックス0-1楽天」(16日、京セラドーム大阪)

 楽天の黄金新人・早川にとって、援護点は1点で十分だった。3安打98球の快投で、メジャーで100球未満の完封をした際に呼ばれる「マダックス」を達成。早くも5勝目となり、勝利数はリーグ単独トップに浮上。新人の完封は両リーグ一番乗りで、首位浮上を導き「1点を守り切れてよかった」とはにかんだ。

 しびれる投手戦を制した。八回を終えた時点で球数は85球。「いけます」。そう首脳陣に志願して、九回のマウンドに上がった。「最後の力を振り絞った感じですね」。声を上げながらの投球。最後は2死一塁でT-岡田から三振を奪い「ッシャア!!」と絶叫した。

 “鬼門”もはねのけての勝利に価値がある。試合前の時点で、今季は「六回」に計6失点。総失点数の半分をここで失っていた。この日も2死一、三塁のピンチを招く。「また六回か…」。そんな思いも頭をよぎった中、4番・杉本を空振り三振に仕留め、ここでも雄たけびを上げた。

 石井監督に「今日は負けも勝ちも早川に託していた」と言わしめたほどの存在感を放った左腕。この日は人気アプリゲーム「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボ試合。「ドラクエ?はい、懐かしいなと思いながら。自分が小学校に上がる前とかのゲームだったので」。そのコメントでまだ22歳のルーキーだと思い出させる、貫禄のピッチングだった。

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