ヤクルト プロ初登板の西純に無安打…先制機で得点奪えず敗因に
「阪神3-1ヤクルト」(19日、甲子園球場)
厳しい表情で、ヤクルト・高津監督は敗戦を受け止めた。15安打14得点の前夜の快勝劇から一変して打線が沈黙。「先発投手にあそこまで抑え込まれたのは反省するところ」。プロ初登板だった西純に5回無安打投球を許し、プロ初勝利を献上した。
指揮官が敗因に挙げたのは初回の攻撃。2四球でもらった無死一、二塁の先制機だったが、山田が二飛、村上は中飛、オスナは見逃し三振。「あそこで一本出ていたら変わっていたんでしょうけど」とマウンド上で苦しむ投手を救う形となったことに苦虫をかみつぶした。
初対戦の相手に対策は練ったが、結果的に不発。高津監督は「初見の投手で球筋も分からない。絞り切れなかった」と肩を落とした。この借りは必ず返す。