関学大ドラフト候補左腕・黒原が1-0完封 雨もなんの!わずか3安打
「関西学生野球、関学大1-0近大」(20日、南港中央野球場)
関学大が近大を1-0で下し、単独首位に立った。関学大は今秋ドラフト候補の最速151キロ左腕・黒原拓未投手(4年・智弁和歌山)が3安打完封勝利で今季4勝目を挙げた。敗れた近大は2位となり立命大と並んだ。
雨に打たれながら、173センチの剛腕左腕が悠然と近大打線をさばいた。黒原が9回3安打で今季2度目の完封勝利を収め、4勝目を挙げた。
七回まで0が並んだ張り詰めた展開。マウンドがぬかるむ中「力みを少なく、指先を意識した」と見事な状況判断で凡打の山を築いた。最後の打者を三邪飛に打ち取ると、拳を握って勝利をかみしめた。
この日はプロ6球団が視察。阪神・熊野スカウトは「コントロールがいい。雨でも試合を作れている」と評価。黒原は「1イニングずつ集中して投げられた。もう一度気を引き締めて臨みたい」と8年ぶりのVを見据えた。