巨人 オカマル弾!岡本セ界トップタイ12号、丸バンテリンD左翼席中段「初めて」
「中日4-5巨人」(22日、バンテリンドーム)
主役が打てば勝つ。巨人の丸、岡本和が今季3度目のアベック弾を放った。丸は前日の3番から6番に打順を落とした中で完璧なアーチを描き、原監督は「形はすごくよかったように見えましたね」と復調気配を感じ取った。
記憶にないほどの一発だった。二回、丸の打球は本塁打が出にくいバンテリンドームの左翼席中段まで飛んだ。「初めてじゃないですかね。向こう(逆方向)に入ったのは」。貴重な先制点を挙げ打線に火をつけた。
21日の同戦は4打数無安打。「打ててないですもんね」と打順が下がったことに悔しさはない。「この程度の成績じゃ使われないのは当然。むしろ使ってもらってるのを意気に感じて、何とか貢献したい」と自らを奮い立たせた。
三回は岡本和がリーグトップタイとなる12号3ランを放ち試合の主導権を握った。「坂本さんがいない分、(打線に)怖さっていうのがもしかしたら少なくなっているとは思う。そういう部分においては僕らがカバーして」と、中軸コンビの活躍で勝利をつかんだ。
原監督は「丸もよかったし、和真(岡本)も大きかったですね」と称賛。貯金を今季最多タイの8に戻し、阪神とのゲーム差を4に縮めた。