ロッテ・佐々木朗希がプロ初勝利に「うれしい」初の甲子園は「楽しかったです」
「阪神4-6ロッテ」(27日、甲子園球場)
プロ入り2度目の先発となったロッテ・佐々木朗希投手がプロ初勝利を飾った。最速154キロ、5回を94球、7安打4失点。五回の時点ではリードを許していたが、六回に味方が3点を奪い逆転。白星が転がり込んだ。
ヒーローインタビューで「うれしいです」と笑顔。「初めての甲子園だったので、甲子園の雰囲気を感じながら一生懸命投げたいと思いました。楽しかったです」と振り返った。
前回のプロ初登板から中10日。大きな拍手を受けて立った甲子園のマウンド。初回は三者凡退に抑える立ち上がり。2死からはマルテへの初球と3球目にこの日最速の154キロで追い込み最後はスライダーで空振り三振を奪った。
だが1点リードの二回、佐藤輝に同点適時打、アルカンタラに勝ち越し適時打を献上。三、五回にはサンズに2打席連続適時打を許した。「内容はまだまだ反省点が多いですけど、次に修正したいです。(五回まで)投げさせてもらったという感じでしたけど投げられて良かったです」と話した。
六回の逆転劇に「びっくりしました」とチームメートに感謝。初勝利までの道のりを「僕の中では長かったんですけど、たくさんの方々に支えて頂いて、勝つことができて良かったです」と素直な思いを口にした。
ウイニングボールは「両親に渡したいです」とプレゼントする予定。今後に向けて「もっと内容も改善できると思うので、次、いいピッチングができるように頑張りたいです」と躍進を誓った。