ソフトバンク・マルティネスが4勝目「甲斐が立て直してくれた」

お立ち台でポーズをとる長谷川(左)とマルティネス(撮影・北村雅宏)
6回、若林を投ゴロに打ち取り、拳を握り締めるマルティネス(撮影・北村雅宏)
4回、勝ち越しとなる2ランを放つソフトバンク・甲斐拓也=PayPayドーム(撮影・北村雅宏)
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 「ソフトバンク8-3巨人」(29日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクのマルティネス投手が7回3失点でチーム最多となる4勝目を挙げた。

 初回、先頭の松原に安打を許して2番のウィーラーには左中間席へ2ランを運ばれた。「外に投げるべきカットボールが中に入った」。わずか4球で2点先制を許したが、すぐに立ち直った。「(捕手の)甲斐とはしっかりコミュニケーションがとれている。立て直してくれた。自分の集中力や積極性も貫けた」と持ち味のテンポの良い投球でアウトを重ねた。

 自己最多の10三振も奪った。前回登板で来日最多9つをマークしたばかりだったのを、早くも更新した。「三振の数は意識していない。1球1球をしっかり投げきることしか意識していない」とクールに語る。

 その一方で、味方が得点を奪うとベンチでは満面の笑顔で派手なガッツポーズを見せる。「つい興奮してしまう。攻撃中は一ファンのような気持ちになってしまうんだ」と照れ笑いを浮かべた。

 昨季まで3年間は日本ハムでプレー。今季からソフトバンク入りするも、コロナ禍で来日が遅れた。1軍に合流してまだ1カ月ほどしか経過していないが、親しみやすい性格のおかげですっかりチームの一員となっている。

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