ドラフト候補のノースアジア大明桜・風間球打が8球団の前で7者連続含む5回10K
「春季高校野球秋田大会・2回戦、ノースアジア大明桜6-3大曲工」(30日、グリーンスタジアムよこて)
最速153キロ右腕で今秋ドラフト上位候補のノースアジア大明桜・風間球打投手(3年)が先発し、阪神など8球団の前で5回3安打3失点10奪三振に封じた。初回2死から三回までは7者連続での奪三振ショーを披露。「投げているときには楽しかった」と手応えをつかんだ。
ただ、真っすぐを捉えられて3ランを浴びるなど「スピンが効いていなかった」と課題も出た。直球の最速はロッテの計測で149キロ。相手に速球を狙われる中、スライダー。フォークなど変化球主体でゲームを作った。
本調子でない中で、バックネット裏からはポテンシャルの高さを認める声が飛んだ。初めて視察した阪神・和田TAは「球が強い。なかなか高校生でこのぐらい投げられるピッチャーは、そうはいない」と評価。世代トップクラスの実力の片りんを示した。