日本新薬が日本選手権出場決定 NTT西日本との延長戦を制す
「社会人野球日本選手権近畿地区予選・決勝、日本新薬4-3NTT西日本」(1日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
日本新薬がNTT西日本を下し、13大会連続23回目の社会人野球日本選手権出場を決めた。
九回に3点リードを追いつかれ、悪い流れが漂う中で迎えた延長十一回。先頭の安打から無死二塁の好機を作ると、5番・濱田竜之祐内野手(専修大)が決勝中前適時打を放ち勝利に導いた。「僕が決めてやろうと思いました」と笑顔で振り返った。
投げては社会人1年目・中内亮太投手(東亜大)が力投を見せた。六回までは無安打に抑える完璧な投球。9回に「疲れが出ました」と連打で失点を喫したが、変化球を精度よく制球し、8回0/33失点と打たせて取る投球で試合を作った。松村聡監督も「期待通りの投球をしてくれた」と好投した右腕を称賛した。
指揮官は「予選で一区切り。もう1回チームを作り直して臨みたい」と、さらなる成長を遂げて全国の舞台に挑む。