巨人 山口俊を調査 先発不足深刻、帰国後交渉へ 今月上旬メジャー昇格なければFA

 巨人が、米大リーグ・ジャイアンツ傘下3Aサクラメントに所属する山口俊投手(33)の調査を行っていることが2日、明らかになった。今月上旬までにメジャーに昇格しなかった場合、FAとなる契約を結んでいたもようで、巨人は右腕の帰国後に交渉を行うとみられる。

 巻き返しに向けて今後、緊急補強に乗り出す可能性が出てきた。これまでにも動向の調査を行ってきた元巨人の山口。右腕は19年オフに球団史上初のポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦。昨季、ブルージェイズでは17試合に登板し2勝4敗、防御率8・06。今年2月に自由契約となった。

 その後、ジャイアンツとマイナー契約を結び、キャンプには招待選手として参加。しかし開幕メジャーをつかむことはできず、ジャイアンツ傘下3Aのサクラメントで調整を続けながら昇格を待っていた。

 山口はチームの補強ポイントにマッチする。エース・菅野が右肘違和感のため離脱中で先発陣の駒不足は深刻。投手陣の強化は不可欠だ。19年に最多勝(15勝)を獲得した山口はのどから手が出るほどほしい存在だろう。

 巨人は昨年3月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて帰国していたブルージェイズ・山口に対し、要請があれば練習場所を提供する意向も示していた。3連覇を目指す巨人にメジャー帰りの“豪腕”が加わるとなれば、首位・阪神を追走する原動力になる。

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