名城大・松本が完封一番乗り 3安打9奪三振で2回戦へ 全日本大学野球選手権
「全日本大学野球選手権・1回戦、名城大1-0沖縄大」(7日、東京ドーム)
去年は新型コロナウイルスの影響により中止となり、2年ぶりの開催となった。東京ドームの第1試合は白熱の投手戦となった。
最速150キロを誇るサイドスロー右腕が全国に名を轟(とどろ)かせた。名城大先発・松本凌人投手(2年・神戸国際大付)が3安打9奪三振で今大会完封一番乗りを果たした。
初回、先頭に右中三塁打を浴び無死三塁の危機を招く。しかし、「絶対に点を取らせない」と自己最速タイとなる150キロを投じる気迫の投球。2者連続三振と遊ゴロに抑え、ピンチを切り抜けた。
全国の舞台に立つのは初めてという松本。「マウンドに立つと緊張なくなっていた。自分の投球ができた」と大舞台で存分に力を発揮した。
2016年から就任した安江均監督(60)は、現在広島のクローザーとして活躍する栗林良吏投手を擁して同年と17年に明治神宮大会に2度出場したが、いずれも初戦敗退。この日が全国大会初勝利となった。「強い気持ちがあった。非常にうれしい」と頬を緩めた。