関学大が勝利 ドラフト上位候補の黒原が150キロマークで7回1失点8K

力投する関学大・黒原拓未=神宮球場(撮影・伊藤笙子)
力投する関学大・黒原拓未=神宮球場(撮影・伊藤笙子)
視察に訪れた阪神・和田豊TA(左)と葛西稔スカウト=神宮球場(撮影・伊藤笙子)
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 「全日本大学野球選手権・1回戦、関学大6-1松山大」(8日、神宮球場)

 28年ぶりの出場を果たした関学大が松山大に快勝し、2回戦進出を決めた。

 今秋ドラフト上位候補の最速151キロ左腕・黒原拓未投手(4年・智弁和歌山)が、7回を5安打1失点8奪三振と力投。「今日は絶好調ではなかった。リリースが体から離れていた」と、序盤はボール球が先行したが、二回には3三振を奪うなど徐々に修正。「2巡目から真っすぐを狙われていたので変化球を多めに変えた」と得意のチェンジアップやスライダーを織り交ぜながら、的を絞らせなかった。直球はソフトバンクのスピードガンで自己最速に迫る150キロをマークした。

 バックネット裏には多数のNPBスカウトが集結。阪神・畑山統括スカウトは「立ち上がりは力みも見えたけど、五回くらいからは変化球も混ぜながら彼らしい投球が見られたのでよかった。真っすぐの球速も十分だし、上の舞台でも仕事できるピッチャーになると思う」と太鼓判。巨人・榑松アマスカウト統括も「投げっぷりがいいし馬力が素晴らしい」と高評価した。

 「リーグの代表としてふさわしい戦いをしていく」と意気込んだ黒原。プロ入りへアピールするためにも、さらに上を目指していく。

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