ソフトバンク 亡命報道のロドリゲスとは「音信不通」「契約解除の意向はない」GM説明
ソフトバンクは8日、亡命した可能性があると報じられているキューバ出身のアンディ・ロドリゲス投手(22)について、三笠GMがオンライン取材に対応した。
三笠GMは「キューバ野球連盟は亡命したとの発表はしていない。日本時間の6月5日、(日本への)出発前のPCR検査に現れずに、それ以降音信不通となっている。連盟も球団もそのように認識している」と話した。
そのうえで、キューバ野球連盟が「ソフトバンクと契約を破棄した」と伝えたとされる報道についても否定。「日本語訳に誤解がある。ロドリゲス選手がキューバ野球連盟との約束を果たさずに(再来日のための)飛行機に搭乗しなかった事実をお知らせしただけ。現時点では報道上で亡命といわれているだけで詳細は明らかではない。ソフトバンクとしても契約解除の意向はないし、戻ってきてもらいたい」と説明した。
ソフトバンクでは昨年1月に同じくキューバ出身のオスカー・コラス外野手が亡命。その際に球団は「制限選手」の措置をとったが、ロドリゲスは育成選手のために「育成選手をそのように公示する制度はない」(三笠GM)とのこと。しかし、現時点でのMLB球団との契約については「うち(ソフトバンク)との契約がある」と二重契約になることを主張した。