ドラフト注目の上武大・ブライト健太が躍動 大会2本目本塁打「一戦必勝で」
「全日本大学野球選手権・準々決勝、上武大11-3東農大北海道オホーツク」(10日、神宮球場)
上武大が東農大北海道オホーツクを下し、4年ぶりの4強進出を決めた。
2点を追う初回無死一塁、今秋ドラフト候補・ブライト健太外野手(4年・葛飾野)が左翼線適時二塁打を放つなど3点を奪い、すぐさま逆転に成功する。
3点リードの四回には、145キロ直球を完璧に捉える今大会2本目の左翼ソロ本塁打でさらにリードを広げた。「流れが止まった中でホームランを狙っていた。当たった瞬間行くかなと思った」と、確信の一発の余韻をかみしめた。
視察したDeNA・河原スカウティングディレクターは「(ホームランの打球は)すごい当たり。(この大会で)一気に注目度が上がったんじゃないか。秋も楽しみ」と評価した。
「『打てるぞ大丈夫』などメンバーを外れた人の声かけのおかげで勝てている」とチーム全体での勝利を強調したブライト。「一戦必勝で勝っていきたい」と8年ぶりの頂点を見据えた。