箕島 DeNA中川虎大の弟・大雅登板 市和歌山に10失点も完投
「練習試合、市和歌山10-0箕島」(12日、市和歌山グラウンド)
箕島はDeNA・中川虎大投手(22)の弟中川大雅投手(3年)が先発し、今春のセンバツに出場した市和歌山打線に立ち向かった。
9回を一人で投げきったが無念の10失点。ただ、スピンの効いた最速143キロの直球や一度浮き上がるような軌道のカーブを投じ、連続三振を奪うなど随所で高い能力を発揮した。
「今までで一番悪い。(小園投手との対戦を)楽しみにしていた。テンポのいい投球やギアチェンジを見習いたい」と今秋ドラフト候補・小園健太投手(3年)との対戦を糧とした中川。
“大雅”の名は父・和秀さんが阪神ファンであったことが影響しているという。ただ、今は兄・虎大が所属するDeNAを応援し「左投手で一番いいストレートを投げる」と今永昇太投手のフォームを参考に日々鍛錬を積む。
目標はプロの舞台。「兄を越えたい」と、先にプロの世界で活躍する兄の背中に追いつき、追い越す覚悟で夏までにさらなる成長を遂げる。