DeNA今永309日ぶり勝利 逆襲へ「チームとして戦って、上を目指していきたい」
「日本ハム1-4DeNA」(13日、札幌ドーム)
DeNA先発の今永が昨年8月8日ヤクルト戦(神宮)以来、309日ぶりの白星を挙げた。昨年10月に左肩クリーニング手術を乗り越え、今季4試合目での初白星に「野手のみなさん、リリーフのみなさん、捕手の伊藤光さんに感謝します」と話した。
今永は初回無失点の立ち上がり。だが、二回に万波にプロ初本塁打となる同点ソロを浴びた。二回にベンチに戻るとナインが「点を取るぞ」と活気づいていた。その姿に今永も刺激を受けた。
三回以降は日本ハム打線を無失点。七回に2死二塁のピンチを招き、打席には代打・大田泰示。「大田さんで力が入った」と今永。1-2から147キロの直球を投げ込み、空振り三振。左腕はほえ、グラブをたたき、颯爽(さっそう)とベンチに戻りお役御免。今季最長の7回108球4安打6奪三振1失点の力投だった。
八回はエスコバー、九回は三嶋が締め試合終了。最後は三嶋からウイニングボールを受け取った今永。「ここに戻ってこれて良かったのは自分の感情。チームとして戦って、しっかりと上を目指していきたい」と口元を引き締めた。