阪神・青柳&岩崎“初見斬り”に期待の侍入り 稲葉監督「打ちづらいのでは」
東京五輪に参加する男子野球日本代表「侍ジャパン」代表内定24選手が16日、都内ホテルで発表された。会見には稲葉篤紀監督、山中正竹強化本部長が出席した。稲葉監督は阪神から選出した2投手、青柳晃洋と岩崎優について“初見斬り”を期待していることをあかした。
青柳はサイドスローとアンダースローの中間のような位置から投げるフォームの持ち主で、今季も安定した投球で5勝2敗、防御率2・17の成績を残している(6月15日時点)。稲葉監督は「青柳投手に関しましてはゴロを打たせられる。なかなか、ああいう投手を初見では打ちづらいのかなと。クイックも早いですし、外国人バッターの、豪快に振ってくるバッターにとっては、ああいうシンカー系といいますか、特殊なボールは打ちにくいのではないのかと思っております」と期待した。
また、阪神のセットアッパーとして八回を主に担当してきた岩崎についても「少し腕が遅れてくるような独特の投げ方、スピンの効いたボール。あれは初見では打ちづらいのではないかなというふうに思いました」と青柳と同じく“初見”に威力を発揮すると評価。選手の数が限られた国際大会で、「(選出した)ピッチャーも11人ですので、途中でどんどん代えていくことが、正直そんなにできるわけでもないですし、1イニングを任せられることに期待をしています」と阪神と同様にリリーフで起用していく考えを示した。