最速152キロ右腕の東芝・吉村を阪神など9球団視察
「JABA前期神奈川県企業大会、東芝6-5ENEOS」(17日、等々力球場)
最速152キロ右腕で今秋ドラフト候補の東芝・吉村貢司郞投手(国学院大)が、阪神など9球団スカウトの前で修正能力を見せた。先発して4回5安打2失点5奪三振。序盤は甘く入った球を痛打されたが、「後半は変化球をうまく腕を振って投げられた」と140キロ台のカットボールなどで立て直した。
二回途中にゲリラ豪雨で約40分の中断もありながら、三回以降は無失点に封じた。直球もこの日最速は149キロ。110キロ台のカーブも交えながら緩急自在な面をアピールし、視察した阪神・吉野スカウトは「どのボールもいいものを持っている」と評価した。
国学院大時代にもプロ志望届を提出。指名漏れを味わい、社会人の名門に進んだ。「常にプロは意識してやっている」としつつ、29日開幕の社会人日本選手権(京セラなど)へ向けて調整に努めていく。