巨人連勝!原監督の執念采配で逃げ切り勝ち 打席途中での継投でピンチ脱出
「阪神1-2巨人」(20日、甲子園球場)
巨人が接戦を制し、カード勝ち越し。首位阪神とのゲーム差を6に縮めた。
原監督の執念がにじみ出た。六回、無死一塁で代打・香月に送りバントを指示したが、成功せず、ヒッティングに切り替えて見逃し三振。指揮官はベンチを叩いて怒りを爆発させた。
だが、その気迫が乗り移ったか、直後の1死一塁で松原が右翼席へ先制2ラン。主導権を握った。
この2点を必死に守った。七回、2死二、三塁のピンチではカウント2-2のところで高梨から鍵谷に交代。右腕は1球で北條を空振り三振に仕留めてピンチを脱した。打席途中での継投は昨季もみせた“奇策”だが、大一番で勝負手を繰り出した。
八回1死一塁の攻撃では丸が送りバントを試みるなど、1点への執念を見せた原監督。九回はビエイラがピンチをしのぎ、チーム一丸で勝利をつかんだ。