楽天・マー君 1カ月半ぶり星!今季最多111球「助けてもらって勝てた」
「西武4-6楽天」(23日、メットライフドーム)
勝利後のベンチ前で最後を締めた守護神・松井に抱きついた。楽天先発・田中将が5月1日・ロッテ戦以来となる3勝目。チームの連敗も7で止まった。「ホッとしたってもんじゃないですよ。めちゃくちゃうれしいです」と笑顔がはじけた右腕だったが、6回8安打4失点だった自身の投球に話が及ぶと神妙な面持ちとなった。
「味方の流れをそいでしまうような、本当に自分の投球が邪魔していたと思ってて…。ふがいない気持ちでいっぱいでした」。2点の援護を受けてマウンドに上がったが、初回と二回に1失点ずつ奪われて同点とされ、四回には愛斗、柘植の連続適時打で一時逆転を許した。
この日は制球が安定せず、石井監督も「今日はただただラッキーボーイ」と評価はイマイチ。だが、今季最多の111球を投げ抜いた先に、久々の白星が待っていた。「今日は本当に助けてもらって勝てた」と田中将。仲間に感謝し、次回は己の力でチームを勝利へ導く。