ドラフト候補の神戸弘陵・時沢が4回で8K 阪神・熊野スカウト「フォークも魅力的」
「日本航空石川6-4神戸弘陵」(26日、神戸弘陵グラウンド)
神戸弘陵は今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・時沢健斗投手(3年)が先発し、4回3失点ながらも、5者連続を含む8奪三振を記録する力投を見せた。
「フォークと直球の組み合わせをテーマにした」と、この日は落ちるボールがさえわたった。膝元付近からストンッと落ちるフォークや縦のツーシームを駆使し、2回1死から5者連続三振をマーク。甘く入った球を痛打されて失点を許したものの、視察した4球団5人のスカウト陣に奪三振能力の高さを示した。阪神・熊野スカウトは「直球に力がある。フォークも魅力的」と評価した。
今春3位となった神戸弘陵は、32年ぶりの夏出場を目指す。「目の前の一戦に集中していきたい」と時沢。大黒柱として躍動し、聖地の切符を手に入れる。