日本ハム・栗山監督「ここからいくつ勝てるか」シーズン折り返しの72試合目で初の完封勝利
「楽天0-3日本ハム」(30日、楽天生命パーク宮城)
日本ハムは今季72戦目にして初の零封勝ち。また、楽天の田中将には今季3戦3勝となった。
先発の立野は、序盤こそ制球に苦しんだものの徐々に立て直し、5回3安打無失点でプロ初勝利を挙げた。救援陣も奮投。河野、堀、B・ロドリゲス、杉浦と毎回走者を許したが、何とか無失点でしのぎきった。
打線は、少ないチャンスを確実に物にした。二回に先頭の王柏融が四球、野村が右前打で続いて無死一、三塁とすると渡辺の右前適時打で先制した。以降は田中将の前に1安打に抑えられていたが、八回に森原から2死二、三塁の好機で野村が2点適時打を放ち、試合を決定づけた。
栗山監督は先発の立野について「よかったね。本当に今日は亮(石川)がいろんな球を使って、うまく調整させてくれた」と評価。今後に向け「(シーズンも)ちょうど折り返しのところ。こういう風な感じで一つ一つ勝ちきっていくと必ず流れができるはずなので、あんまり後ろを向くんじゃなくて、ここからいくつ勝てるか本当に必死になってやっていきます」と力を込めた。