巨人 菅野が三回途中KO「五輪めちゃくちゃ不安」不振の原因、評論家が指摘
「巨人-広島」(1日、東京ドーム)
巨人・菅野智之投手が2回1/3、6安打4失点で降板となった。2戦連続での三回途中KO。デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は開幕まで1カ月を切った東京五輪について「めちゃくちゃ不安。選んだ以上は1度は先発するだろうが、監督コーチは起用法も悩むのではないか」と語った。
初回は小園に中越え適時二塁打を浴びて先制点を献上。わずか5球で1点を失った。三回は1死から西川にソロ被弾。さらに鈴木にバックスクリーンへ2ランを打たれて降板を告げられた。
直球の最速は145キロ。関本氏は「開きが早く、ボールが見やすい。スライダーを多投する投手が陥ることがあるが、腕の振りにもシャープさが全くないからボールが走らない。初回、鈴木の一邪飛も打ち損じ。10の菅野を知っている相手打者が『あれ?』という反応をしている」と指摘した。
東京五輪まで1カ月を切り、この日は侍ジャパンの建山投手コーチが視察に訪れた。菅野は代表の中でも中心的な存在としてけん引役を期待されるが、本来の姿とはほど遠い投球になってしまった。関本氏は「今季はずっと同じような状態。肘、腰も含めて100%ではないのだろう」と語り、状態を不安視した。
降板後、桑田コーチと話した菅野はベンチで首をひねり、口を真一文字に結んだ。