ソフトバンク敗戦 九回痛恨の三塁憤死 工藤監督「本人に直接聞かないといけない」

 9回ソフトバンク1死一塁、左翼への安打で三塁へ滑り込んだ代走佐藤直はベースを離れタッチアウト。三塁手スパンジェンバーグ=ペイペイドーム
 9回ソフトバンク1死一塁、左翼への安打で三塁へ滑り込んだ代走佐藤直はベースを離れタッチアウト。三塁手スパンジェンバーグ=ペイペイドーム
 9回、選手交代を告げベンチに戻るソフトバンク・工藤監督(中央)。右は三塁タッチアウトになった代走佐藤直=ペイペイドーム
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 「ソフトバンク0-1西武」(1日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクは貧打に逆戻り。再び貯金0となった。

 天敵の西武・高橋の前に8回1安打に封じられた。これで高橋には19年5月から3シーズンにまたがり9連敗となった。

 それでも、九回は39試合連続無失点の日本記録がかかった平良を攻め立てた。1死から柳田が左前打で出塁。続く中村晃も左翼線へポトリと落ちる安打を放った。代走出場していた佐藤直が一気に三塁を狙い、タイミングは完全にセーフだったが、勢い余って足が三塁ベースから離れてしまいタッチアウトとなる珍プレー。チャンスの芽を自ら摘んでしまった。

 工藤監督は佐藤直の走塁について「普通に滑ればセーフだったと思うが、その辺に関しては本人に直接聞かないといけない。話を聞く前に、この場でああだ、こうだと言うのは良くない。ただ、代走としていくのだから、ああいうケースもある。失敗を次にどう生かすか。若い時は失敗も多い。それを糧にどう成長できるかが重要だと思う。そのためには練習は必要」と話した。

 また、高橋に苦戦した打線については「低めの変化球だけで打ち取られたわけじゃなく、高めの変化球にも詰まっていた。狙い球が外れているのか、上手く見せられて振らされていたのか。投手目線で見ると、変化球に詰まるということは真っ直ぐに遅れるので、投手心理としては楽だったと思う」と振り返った。

 しかし、悲壮感は封印した。「勝っても負けても切り替える。その繰り返しです」と敢えて明るい声を上げ、次戦となる週末の沖縄遠征を見据えた。

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