侍JAPAN 金へのライバル、脅威のUSA NPBからはオースティンら選出
米国野球連盟は2日、東京五輪代表24人を発表し、NPBからはDeNAのタイラー・オースティン外野手(29)、ソフトバンクのニック・マルティネス投手(30)、ヤクルトのスコット・マクガフ投手(31)が選出された。今季好調の3人のため、日本にとっては脅威となりそうだ。
吉報を受けたオースティンは「高校時代からアメリカ代表でプレーする夢は描いていたので、家族も非常に喜んでくれた。チームUSAに選んでもらって光栄、とてもワクワクしています」と笑顔で話した。同僚の山崎との対戦の可能性があり「チャンスがあれば本当に楽しい対戦になる」と声を弾ませた。
大リーグは五輪期間中もシーズンを継続するため、メンバーの大半はマイナー選手が占めた。メジャー通算218本塁打を誇る35歳の内野手フレージャーや同108勝の37歳の先発左腕カズミアー、元オリックスのディクソンもメンバー入り。また2014年ソチ冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック男子5000メートルリレーで銀メダルを獲得した内野手アルバレスも名を連ねた。
米国は1次リーグで韓国、イスラエルと同組。1988年ソウル大会(公開競技)、2000年シドニー大会に続く3度目の金メダルを目指す。6月30日に日本代表・稲葉監督がDeNA戦(神宮)の視察後、オースティンに関して「いい打者。アメリカ代表になればもちろん脅威」と警戒を強めていた。悲願の金メダルに向け、大きなライバルとなる。