高知・森木が履正社戦に救援で4回1失点 5回には豪快なソロ弾も

 6回から登板し4回1失点だった今秋ドラフト候補・森木(撮影・永井優花)
 6回から登板し4回1失点だった今秋ドラフト候補の森木(撮影・永井優花)
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 「練習試合、履正社9-3高知」(4日、履正社茨木グラウンド)

 高知と履正社がダブルヘッダーで練習試合を行い、2勝0敗で履正社が勝利した。今秋ドラフト1位候補で最速154キロ右腕の高知・森木大智投手(3年)は、1試合目の六回から2番手で登板。前日の練習試合・大阪桐蔭戦でも先発していたため連投の疲れもあったのか、4回を3安打1失点5四死球と本来のピッチングとはいかなかったが、視察した5球団のスカウトのスピードガンでは最速148キロを計測。五回には左翼へ豪快な一発を放つなど、投打ともにポテンシャルの高さを見せた。

 2日にわたって視察した阪神・山本スカウトは「連投もしていい勉強になったと思う。今日はバッティングセンスも見せてくれたしよかった」と評価。ソフトバンク・山崎スカウトも「いろいろ考えながら投げていると思う。夏に向けてどう調整していくか楽しみ」と期待を寄せた。

 試合後、森木は学校を通して「全国レベルの打線と対戦できてすごく勉強になった。高知で4つ勝って必ず(甲子園のある関西に)戻ってきたい」とコメント。対戦した履正社・岡田監督は「スピードもあるし本当にいいピッチャー。(星稜時代の)奥川くんもそうだったけど、マウンドでの経験があるから勝負どころでバチッと決めたり、カウント取るところは取りにいったりということが上手。甲子園という舞台で投げさせてあげたいと思える投手」と称賛した。

 履正社は、エースの最速141キロ左腕・渡辺純太投手(3年)が9回3失点で完投。夏に向けて順調な仕上がりを見せた。

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