日本ハム・ドラ1伊藤 侍入りへ!菅野辞退で招集 広島・栗林に続き新人2人目の快挙
東京五輪野球日本代表に、日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)=苫小牧駒大=が追加招集されることが4日、分かった。近日中に発表される。前日に選出が内定していた巨人・菅野がコンディション不良で代表辞退。投手陣の再構築が急務となっていた。
東京五輪を目前にしての緊急事態。その流れを変えるべく、若きエース候補が「ラストサムライ」として加わる。伊藤は日本ハムで新人ながら先発ローテ入り。ここまで12試合で6勝4敗、防御率2・65と好成績を残している。
特に交流戦では3勝0敗、防御率0・90で投手2冠。現在は自身5連勝中と勢いに乗っている投手だ。日本代表の稲葉監督も2月のキャンプ視察から「非常に完成度の高い投手。マウンド上での気持ちの強さもある」と高く評価をしていた。
田中将に並ぶエース格の菅野を失った投手陣だが、左足靱帯(じんたい)損傷から驚異的な回復を見せたソフトバンク・千賀が代役を務める見込み。伊藤は第2先発としての役割で、フル回転の活躍が期待されている。
新人が五輪出場を果たすのは、広島・栗林に続き2人目という快挙。田中将、千賀ら経験豊富な投手に、伊藤ら勢いある若手を加えた新たな布陣で、悲願の金メダルを目指す戦いに挑むことになる。