大島康徳さん 6月12日にも大谷出場のメジャー中継に出演、明るく解説
プロ野球の中日、日本ハムで活躍し、日本ハムの監督も務めた野球評論家の大島康徳さんが5日、死去したことが分かった。70歳だった。選手、監督、そしてNHKの大リーグ中継など評論家としてもプロ野球界の発展に多大な貢献をした大島さんは闘病しながら解説者として仕事を続け、6月12日にもNHK BS1の大リーグ中継に出演していた。
エンゼルス・大谷翔平投手が2番・投手で出場したダイヤモンドバックス戦。大谷が自打球の痛みに耐えながら適時二塁打を放つと、「感動を与えますよね。お客さんにすごいと思わせるじゃないですか」と驚嘆した。
大島氏はこの放送前、6月上旬に入院して腹水を抜く治療を行っていた。中継では声がかすれることもあり、ネットではファンから心配する声も寄せられたが、大谷の活躍に興奮した実況アナウンサーから「大谷さん!いえ、大島さん」と間違われた際には大笑いするなど、明るく大谷の活躍を伝えていた。