オリックス・中嶋監督「理想的」な試合 山本は「味方が点を取ってくれたし」と感謝
「オリックス8-0ソフトバンク」(9日、ペイペイドーム)
投打がかみ合った、という典型のような試合運びでオリックスが貯金を再び「10」に戻した。
三回に、吉田正が先制17号ソロ。2日ぶりにも関わらず「お待たせしました!」とおどけてみせると、四回に若月が2戦連発の3号2ラン。
こうなると、止まらない。T-岡田が六回、先頭で9号ソロ。さらに七回には2打席連発となる10号3ランをバックスクリーンにまで運んだ。
中嶋監督も「理想的」と振り返った大量得点だ。
主砲が呼び込んだ流れに、エースも乗った。先発・山本が初回から六回まで毎回ヒットを許しながら、7回無失点とさすがのピッチングだ。
本人も試合前のブルペンであまり調子が良くなかったと感じながらも「味方が点を取ってくれたし、踏ん張ることができました」と手応えのある、自己最多を更新する9勝目となった。
前日までの楽天戦を2敗1分けと負け越していただけに「カードの頭でこういう勝ち方ができたのは大きい」と中嶋監督。「これを続けていきたいですね」と再加速へ意欲を見せていた。