オリックス・山本 さすが侍戦士!自己最多更新9勝目 同僚・宮城に並んだ
「ソフトバンク0-8オリックス」(9日、ペイペイドーム)
五輪休みまで残り5試合。長期ブランクまで1つでも貯金を殖やしておきたいオリックス。先発・山本の116球に、その思いが込められていた。
7回無失点。しかし初回から、六回まで毎回安打を許す投球となった。
実際「ブルペンであまり良くなくて」という中でのマウンドにはなった。それでも、自身で修正を施しつつ、今季初バッテリーとなった若月とのコンビネーションで「外しつつ、攻めつつ、というナイスリード」にも助けられて、無失点を重ねていった。
リーグトップの同僚・宮城に並び、自己最多を更新する9勝目。防御率は宮城の1・96に少し差を付け1・82にまで伸ばした。
数字については「気になるけど、チームのため、というところは忘れず」と基本姿勢を示しつつ「宮城さんがいるんで」と“大後輩”にライバル心を燃やした。
これで次のマウンドは侍のユニホームを着て、ということになる。山本は「違った緊張感の中で、しっかり準備して、(シーズンの)疲労も取って挑みたい」と切り替えを図りつつも、最大の目標はもちろん五輪後にある。「勝ちを積み重ねて」と、後半戦を見据えた。