ソフトバンク2番野村、9番佐藤直 20代7人のフレッシュ打線で宮城攻略へ
「ソフトバンク-オリックス」(11日、ペイペイドーム)
ソフトバンクが「フレッシュ打線」で19歳の難敵・宮城の攻略に挑む。
「2番一塁」に前日プロ初スタメンだった野村大樹内野手(20)を起用。そして「9番中堅」にはドラフト1位で入団して2年目の佐藤直樹外野手(22)が抜てきされた。佐藤直のスタメンは6月27日の楽天戦以来プロ3度目となるが、プロ初安打はまだマークしていない。
試合前に取材に応じた工藤監督は「去年、(1番スタメンの)三森も野村も佐藤直も(ファーム戦で宮城に対して)打席に立っている。ある程度イメージはあるのかなと思う。その辺りの選手たちが良い働きをすると、打線がつながってくる」と起用意図を話した。
ソフトバンクは、宮城と今季だけでなく過去も含めて、一軍では初対戦となる。「初対戦だと、まずはボールを見たり、軌道を見たりする。事前に対戦があれば積極的に行ける」と工藤監督。この日はスタメン野手9人のうち20代が7人並んだ。
3月の今季開幕時のスタメン野手の平均年齢が30・56歳だったのに対して、この日は26・22歳となった。工藤監督は「極端に言えば、選手は『首脳陣が使っているんだから、打てなくても仕方ない』というくらいの気持ちで、自分の打撃を心掛けてくれればいい」と背中を押した。