父は元ロッテ・渡辺俊介 海城・渡辺向輝6回7失点1点差惜敗
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「高校野球東東京大会・2回戦、城北9-8海城」(11日、神宮球場)
城北が海城との乱打戦を制した。
序盤から試合の主導権が二転三転する展開となっていたが、7-7の8回2死一塁で、城北の南江(なえ)陽輔(3年)が左中間へ決勝三塁打。海城は九回に1点差まで迫ったが、惜しくもあと一歩届かなかった。
海城の先発は「ミスターサブマリン」の愛称でロッテで活躍した渡辺俊介の息子の渡辺向輝(3年)。現在は日本製鉄かずさマジックで監督を務める父・俊介氏もスタンドで観戦する中、右のサイドスローで6回127球、8安打7失点と奮投した。
海城の梶徹監督は「渡辺は打たせて取るタイプ。頑張ってくれました」とねぎらった。その上で「どうしてもミスが失点に絡んだのが大きい。守備で取れるアウトが取れなかった。そこが一番ですね」と敗戦の悔しさをかみしめた。