高校通算70本スラッガー、千葉学芸・有薗が初の聖地目指して躍動
「高校野球千葉大会・2回戦、千葉学芸18-0市川工」(11日、袖ケ浦市営野球場)
注目のスラッガーの最後の夏が始まった。高校通算70本塁打で今秋ドラフト上位候補、千葉学芸の有薗優輝内野手(3年)が初戦に臨んだ。
12球団のスカウトが熱視線を送る中、見せ場はいきなり訪れた。初回無死一、三塁から右中間を破る先制の2点三塁打。「打ったのは外の球だったので、コースに対応した打撃ができたと思う」と笑みがこぼれた。結局2打数1安打に終わったが、3四球を選ぶなどチームの勝利に貢献した。
今大会への意気込みを問われると、表情を引き締めた。「この大会はチームが勝てるような打撃がしたい」と主軸としての覚悟を示した有薗。頼れる主砲が同校史上初の聖地へ導く。