楽天・岸「攻めた投球」で約1カ月ぶり白星の4勝目 天敵・甲斐をカーブで翻弄
「ソフトバンク2-4楽天」(14日、ペイペイドーム)
先発した楽天・岸孝之投手が6回5安打2失点で、約1カ月ぶりの白星となる、4勝目を挙げた。ヒーローインタビューでは「先制点を取ってもらったので、何とか逃げず、攻めた投球ができた」とうなずいた。
天敵を手玉に取った。今季5打数3安打1本塁打と打ち込まれていた甲斐に対して、二回の1打席目で5球連続カーブを選択し、空振り三振を奪取。「前回、打たれているので何とか甲斐を迷わせることができたかなと思います」。四回には一転して直球で見逃し三振を奪い、翻弄(ほんろう)した。
六回にはその甲斐に1死から左翼線への二塁打を浴びるも、後続を断ち、ガッツポーズ。2点リードの八回には3番手・酒居が1死満塁のピンチを招き「ヒヤヒヤして手汗が止まらなかった」という右腕だが、酒居が無失点で切り抜け、4勝目をつかんだ。
今後は約1カ月間の休止期間に入るが「良い形で(前半戦を)終われたので、後半戦もなんとか、この調子を維持していけるようにこれからも練習していきたいと思います」と前を向いた。