オリックス・中嶋監督 V争い見据え苦言 最下位に完敗も7年ぶり首位ターン
「日本ハム6-2オリックス」(14日、帯広の森野球場)
勝負の分かれ目は1点リードの六回2死二、三塁。オリックス・田嶋は野村に粘られ8球目を逆転打にされた。野村には前の打席でも先制の適時二塁打を打たれていた。一方で次打者の万波は3打席連続三振と抑えていただけに、悔やまれる一打となった。
中嶋監督は「次の打者も頭に入ってるはず。そこで、すっといってしまった。そこの甘さは後半の大事なところになったときに痛い目に遭う。ここは考えないといけない」と優勝戦線を見据えて、苦言を呈した。
吉田正が疲労を考慮され、今季初めて先発を外れたことも影響。打線に反発力は残っていなかった。それでも、貯金8で7年ぶりとなる前半戦首位ターンに。25年ぶりの優勝に向けてファンの期待も高まるばかりだが「あまり大きく期待しないでください」とかわしていた。