父は元阪神・野田浩司氏 甲南・野田泰司朗、最後の夏「父に本当に感謝」

試合後、スタンドから拍手を送る父・浩司氏
三塁の守備でも躍動した甲南・野田
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 「高校野球兵庫大会・2回戦、甲南5-1神戸鈴蘭台」(16日、高砂市野球場)

 阪神、オリックスで活躍した野田浩司氏の長男・泰司朗内野手(3年)が「2番・三塁」でスタメン出場。2打数1安打2四死球と、打線のつなぎ役として躍動し、勝利に貢献した。

 初回無死一塁では、きっちりと転がし犠打を記録。3点先制のリズムを作った。二回1死走者なしの場面では「思いっきりスイングできた」と、三塁線を破る強烈な打球で二塁打を放った。スタンドで見つめた父・浩司氏も、長男の活躍に拍手を送った。

 「本当に最後なんだなと思って見ています」と浩司氏。小3から野球を始めた息子に小、中ではチームのコーチとして指導。高校に入学してからもキャッチボールやノックを行い、打撃のアドバイスも送ってきた。

 「後悔が残るのはよくない。ワクワクしてやりきれよ」と父からエールをもらい、泰司朗は最後の夏に臨んでいる。「ここまで野球をやれたのは父に教わったということが大きい。本当に感謝しています」。かつて父が虎戦士として活躍した甲子園に行くために、悔いを残さない全力プレーで夏を戦う。

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