侍ジャパン・稲葉監督 全員バント指令「国際大会は一発勝負」主軸も積極練習

 「侍ジャパン強化合宿」(20日、楽天生命パーク宮城)

 「侍ジャパン」稲葉篤紀監督(48)が合宿2日目に代表全員へバント練習を指示した。全員が念入りなバント練習に取り組み、指揮官は「午前中のミーティングでバントは全員がやっておいてくださいと話をした」と明かした。

 就任当初から掲げる野球は「スピード&パワー」。だが、1点が明暗を分ける国際大会の試合では、小技の精度も求められる。「国際大会は一発勝負。バントというのは大事になる」と説明した。

 鈴木誠、浅村、村上ら、普段はチームで主軸となる選手がバント練習に汗を流す。その姿に指揮官も「みんな積極的にやってくれた。理解してくれている」と納得の表情だ。

 すべてのプレーに意識を高めることも、この合宿のテーマだ。「こちらの意図をしっかり伝えた中で、選手にしっかりと理解してもらって。この合宿はそういう期間にしたい」と稲葉監督。意思統一された高精度のプレー。チームの「結束」がなせる技を、本戦まで磨き続ける。

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