東海大相模 完封リレー8強入りも門馬監督「相模の野球じゃない」
「高校野球神奈川大会・5回戦、東海大相模6-0藤嶺藤沢」(22日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)
さらなる成長への道しるべを東海大相模・門馬敬治監督(51)が厳しく示した。4安打6得点&完封リレーでたぐり寄せたベスト8。それでも「四回五回のところから、相模の野球じゃなくなっているね。悔しい試合です」と言葉は熱を帯びた。
エース・石田隼都投手(3年)は、センバツから無失点イニングを42回2/3に伸ばすなど、今夏最長の6回を無失点に抑える粘投。それでも「今日は30点くらい。あまり球もいっていなくて、よくなかった」と次戦への修正を誓った。
センバツ王者が、一戦必勝で目指す日本一だ。門馬監督は改めて、ナインたちにハッパをかけた。「投手は打者に、打者は投手に向かっていかないと。一対一の勝負が、勝負を分けていく」。説いたのは「野球の原点」。指揮官のゲキで、死角をなくしていく。