侍・吉田正“師匠”室伏長官に「金」報告する「貢献できるように」
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」の最終合宿4日目が23日、仙台・楽天生命パーク宮城で行われ、吉田正尚外野手(28)が金メダル獲得を目指す意気込みを示した。アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで、オフにトレーニング指導を受けるスポーツ庁の室伏広治長官に最高の報告をする。
日本代表入りが決まり、“師匠”に東京五輪への思いを伝えたという背番号34。その後、球宴のホームランダービーで初優勝した後に「おめでとう」と連絡が来た。喜びをかみしめた吉田正は「オリンピック頑張ります!」と改めて熱い思いをメッセージに込めた。
この日はフリー打撃中に坂本、鈴木誠、近藤らと野球談義。「考え方だったり、ボールの待ち方だったり…」。それぞれがバットを持ちながら知識や技術を共有し合い、本番に向けて準備を進めた。
「金メダルを持って帰りたいので、そこに貢献できるように頑張ります」。母校・敦賀気比の甲子園出場にも刺激を受けているバットマン。金メダリスト直伝のトレーニングで鍛え上げた肉体をフル活用し、頂点を狙う。