侍・稲葉監督 無安打の鈴木誠の復調信じる「調子悪い選手カバーできる打線」
東京五輪の日本代表「侍ジャパン」が1日、準々決勝の2日・米国戦(横浜)に向け、都内のグラウンドで練習を行った。
稲葉篤紀監督(48)は、ここまで2戦で計8打数無安打の4番の広島・鈴木誠也外野手(26)について、復調を信じて待つ姿勢を示した。
スタメン出場の選手で唯一安打が出ていない鈴木誠。だが稲葉監督は「短期決戦は調子を落としていると、すぐに上げるのは難しい。ただ誠也は修正をしてきているし、調子が悪くてもチームのためにいろんなことができる」と守備や走塁を含めた存在感に、揺るぎない信頼を口にした。
この2戦は同じオーダーで臨んだが、打線組み替えについても相手投手などを踏まえて決めるとした上で「今は機能している。調子が悪い選手はいるが、カバーできる打線になっている」と、基本形は変えない意向だ。
19年・プレミア12も序盤は不調ながら、大会MVPを獲得する活躍を見せた。「チームみんなが思っていることだが、誠也に1本が出たら、またチームがグッと乗っていける」と稲葉監督。金メダル獲得に向けて欠かせない主砲の復活に、期待を寄せた。