中日・木下雄介投手が死去 7月6日の練習中に倒れ意識戻らず
中日は6日、木下雄介投手が3日に亡くなったと発表した。27歳だった。死因、葬儀日程は未公表。木下雄さんは7月6日にナゴヤ球場で倒れ、入院中だった。突然の訃報にチームは悲しみに包まれた。
ナゴヤ球場で対応した加藤宏幸球団代表は「当球団の木下雄介投手が7月6日の練習中に倒れて入院していたんですけど、8月3日に亡くなりました」と説明した。
7月6日にナゴヤ球場のトレーニング室で突然意識を失ったという。心肺停止状態だったため、トレーナーが自動体外式除細動器(AED)で処置し、救急車で病院に搬送された。治療を続けてきたが、意識は戻らず、3日に亡くなった。公表がこのタイミングになったことについて加藤代表は「今まで言えなかった理由は家族の意向がありました」と説明した。
木下雄さんは駒大を1年で中退し、会社員を経て四国ILp・徳島へ。16年度育成ドラフト1位で中日に入団。150キロを超えるストレートと落差の大きなフォークを武器に頭角を現し、18年に支配下登録を勝ち取った。昨年は主に中継ぎで18試合に登板した。
今季は中継ぎとして期待されていたが、3月の日本ハムとのオープン戦に登板中に右肩を脱臼し、そのまま降板。復活を目指してリハビリに励む最中の出来事だった。
6月28日に新型コロナウイルスの1回目のワクチンを接種。その後、トレーニングを続けていた。