静岡は順延を恵みの雨に、主将の金子「プラスの練習ができた」

 第103回全国高校野球選手権は台風9号の影響で開幕が10日に順延された。第2試合で新田(愛媛)と対戦予定の静岡は9日、甲子園室内練習場で約2時間の調整。中止を恵の雨とし、本番直前で増えた練習機会をかみしめた。

 最初の40分を打撃練習に割いた。実際のマウンドとの距離から打撃投手役に投げてもらい、ゲームを想定。主将の金子裕人外野手(3年)は「試合のつもりでバッティング練習ができたのは非常に大きいこと。自分たちにとってプラスの練習ができた」と手応えをつかんだ。

 OBの池田新之介監督が4月に就任し、新体制で初めて臨む聖地だ。「甲子園で戦うことを強く選手たちが日ごろから意識して取り組んでくれている」と新指揮官。192センチの大型右腕・高須大雅投手(3年)を中心に、守備からリズムを作って初戦突破を狙う。

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