日本航空高・ヴァデルナがエース返り咲き 久次米主将「今大会の鍵になる」

 第103回全国高校野球選手権大会は台風9号接近のため開幕を10日に順延。初日に登場予定だった6校が甲子園球場室内練習場で調整を行った。

 初日の第3試合に登場する、山梨・日本航空は県大会で背番号10番だった、ヴァデルナフェルガス投手(3年)がエースナンバー1を付ける。

 県大会ではチーム最多の4試合に登板。決勝でも先発マウンドを任され好投した。リモート会見に出席した豊泉啓介監督(36)は「制球力があって、失点数を計算できる」とエースナンバーを託した理由を明かした。また久次米陸士主将(3年)も「今大会の鍵になるのはヴァデルナ」と期待を寄せた。

 春の関東大会では背番号1を付け、センバツ王者・東海大相模を抑えた左腕。一度は譲ったエースナンバーだが、確かな手応えをつかみ、甲子園のマウンドでも躍動する。

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