日本航空が16年ぶり夏勝利 バデルナが完封一番乗り

 初戦に勝利した日本航空ナインは校歌を終え、応援団にあいさつに向かう(撮影・山口登)
 力投する日本航空のバデルナ(撮影・伊藤笙子)
 6回、日本航空・久次米が本盗を決めて先制する(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、日本航空4-0東明館」(10日、甲子園球場)

 日本航空が05年夏以来、16年ぶりの初戦突破を果たした。

 緊迫の投手戦を機動力で動かした。両校無得点で迎えた六回2死一、三塁の好機。4番・和泉颯馬内野手(3年)の打席の2球目に一塁走者がスタート。三塁走者の久次米陸士内野手(3年)は捕手が二塁に投げたのを見た瞬間、本塁に走り出した。捕手の送球を遊撃手がカットしホームに送球したが、久次米がヘッドスライディングで駆け込み間一髪でセーフ。果敢な走塁で均衡を破った。八回には集中打で3点を追加した。

 投げては先発の大型左腕バデルナが粘り強く無失点でしのぎ、5安打完封勝利。今大会完封一番乗りの快投で、勝利に導いた。

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